広島県立美術館
ある音楽家のための楽譜
パウル・クレー, インク, 水彩, 紙, 1924年
パウル・クレーは音楽家の両親のもとで育ち、自身も幼少からヴァイオリンをたしなみました。そうした音楽体験の影響もあり、音楽を題材とした作品を多数制作しています。 本作では、水彩絵具によって淡く描かれた色の一つ一つがオーケストラのように全体にまとまり、響きあうように構成されています。また、まっすぐに描かれているような線の描写も、良く見るとフリーハンドで描かれ、微妙にぶれたり曲がったりしていることが分かります。そうした表現によって、「音」の暖かさや、「音」が空間に響いていくような様子が描出されています。(山下寿水)
この展示物への投稿
16件のコメントがあります。投稿日時 | 投稿者名/コメント | 投稿写真 |
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2017-12-21 15:05:50 | ミラノドリア 幸せな音楽家 |
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2017-12-21 15:03:24 | にし 作曲家の頭の中を切り取ったような作品だと感じた |
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2017-12-21 15:01:22 | 歟倉 符が流れるように描かれていて惹きつけられた |
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2017-12-21 15:00:58 | 生ハム 紫色と黄色が使われているが、楽しい楽曲だとは思えない。 |
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2017-12-21 15:00:57 | 太郎 本当に音を奏でたらどんなメロディになるんだろうと思った。 |