遠野市

遠野盆地

     
岩手県遠野市は、北上高地の中央部に位置する盆地で「民話のふるさと」として知られる。なだらかな山々に囲まれ、中央にはカッパが多く住むという清流が流れる。遠野盆地はかつて大きな一つの湖であったという伝説がある。遠野盆地の中心にある町は、盛岡藩の国境にある遠野南部氏の城下町であり、内陸と海岸を結ぶ七つの街道が集まる人と物資の中継地でもあった。そのため遠野には多くの情報が行き交い、豊かな民話のもととなった。春から秋は開かれた空間の遠野盆地は、冬になれば雪で交通が制限され閉じた空間になる。遠野の里の人々は長い冬の間、飢えと寒さにジッと耐え、囲炉裏の火を囲み手仕事をしながら、親から子へ、子から孫へと様々な物語を語り伝えてきた。
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この展示物への投稿

1件のコメントがあります。
投稿日時 投稿者名/コメント 投稿写真
2019-03-14 19:33:50 ふゆ
3月、遠野を見渡せる山に登る道路はまだ閉鎖中、夏にまた来たい!
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