広島市

旧広島陸軍被服支廠

, 1913年
     
陸軍被服支廠は、1913年に、兵隊が身につける物を生産・修理・保管・供給する施設として建設された。1棟の長辺が94m高さ17mという巨大な赤レンガの10~13番庫の倉庫4棟で構成され、南側から屈折してL字型に配置された。ただし純然たるレンガ造ではなく、本体は鉄筋コンクリートで建設されている。  これらの建物は、1945年8月6日の原爆投下時に猛烈な爆風により屋根に大きな損傷を受けたが、火災はまぬがれた。また、西面した3棟の鉄扉のいくつかは被爆時の爆風で変形し、現在もその痕跡をとどめている。  戦後はこれらの建物を修復し、広島高等師範学校・広島大学教育学部の校舎、日本通運の倉庫や広島大学の学生寮として、平成7年まで利用された。
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この展示物への投稿

3件のコメントがあります。
投稿日時 投稿者名/コメント 投稿写真
2017-12-24 00:21:33 まつゆき
広島に現存する被曝建物の一つですが、管理がされている雰囲気もなく、人目にもつきにくい場所の為、広島に住んでいても知らない人が多いのでは…?
2017-10-29 16:28:09 hiro
原爆に耐え、平成7年まで使用された建物。劣化がひどく、痛々しい...ぜひ保存してほしい。
2017-09-23 17:14:46
原爆ドームのように、保護がないのか?屋根から木が生えている。
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