広島県立美術館

重要文化財 伊万里色絵花卉文輪花鉢(柿右衛門様式)

不詳, 磁器, 色絵, 江戸時代 17世紀後半
     
伊万里焼(有田焼)は、17世紀初頭から佐賀県有田町周辺で作られるようになった磁器の総称です。伊万里焼は江戸時代中期からオランダ東インド会社を通じ、ヨーロッパへ盛んに輸出され、ヨーロッパの磁器焼成に大きな影響を与えました。 乳白色の素地を型により成型し、口縁部を五弁の輪花形とし、口縁に鉄銹釉を施して花形の美しいラインを強調します。優雅な草花文が赤・黄・青・緑などの釉薬で描かれた柿右衛門様式を代表する優品です。高台内の刻銘からはザクセン選帝侯アウグスト強王(在位1697-1733)の旧蔵品であったことがわかります。(福田浩子)
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この展示物への投稿

25件のコメントがあります。
投稿日時 投稿者名/コメント 投稿写真
2020-01-21 13:24:48 HuyenOanh
製品のフラワーデザインは非常にユニークです。 調和のとれた色。
2020-01-21 13:19:13 ランドセル小さい
重要文化財に指定されているのも納得する程の美しい作品で、一つ一つの模様が綺麗に塗られていました。
2020-01-21 11:08:22 ズン
17世紀初頭から造られた物が現代まで保存状態もよく、綺麗に残っていることに驚きました。伊万里焼の生命力を感じます。
2020-01-16 13:20:47 まいまい
配色がとても綺麗な作品だと思いました
2019-07-12 14:52:07 グレープ
模様の花がとても綺麗でした
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