広島県立美術館

室内

児玉希望, 絹本彩色, 1952年
     
椅子や絨毯、壁紙などにみられる華やかな装飾文様が、鮮やかな室内の情景を演出するとともに、白や淡いピンクで表されたテーブルやカトレアの花が効果的に配され、画面にアクセントをそえています。室内外にところどころ施された色斑が、空気のゆらめきや陽光、さらにはただよう香りさえも連想させます。 児玉希望は、現在の広島県安芸高田市高宮町の生まれ。東京で川合玉堂に師事。生涯を通じて幅広い画風に挑み続けました。その門下には、文化勲章を受章した奥田元宋などがいます。(永井明生)
 語る・共有する

この展示物への投稿

1件のコメントがあります。
投稿日時 投稿者名/コメント 投稿写真
2017-12-12 16:32:31
部屋に入ってきた光を表現するために、色を滲ませているみたいです。たまたま、学芸員さんの解説が聞けて良かったです。
展示物の選択へ戻る