広島県立美術館

コミサ(洋傘による少女)

靉光, 油彩, 画布, 1929年
     
靉光(1907-1946)は、広島県北広島町出身。東西両洋の絵画を深く理解した、独創的で精神性の高い作品で知られます。 この作品は、妹・コミサを描いた初期の代表作。太く力強い輪郭線や、黒の色調などにルオーの影響が認められます。一方、画面構成には特異な造形感覚を発揮。脚部や右腕の立体感を抑えることで、ふっくらとした左腕や指先、初々しい横顔が際立ちます。裏面には、結婚が決まった妹の幸せを祈り、母親を想う作者の言葉が記されました。目を閉じた瑞々しい横顔は、靉光が永遠に留めたい妹の姿なのかもしれません。(藤崎綾)</br></br>
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この展示物への投稿

18件のコメントがあります。
投稿日時 投稿者名/コメント 投稿写真
2020-12-07 16:28:30 白鰻
何かを熱心に願っているようにも見える。
2020-01-21 15:04:38
よく理解できた。
2020-01-21 15:03:36
また詳しく調べたいです。
2020-01-21 15:00:32
コミサの事を理解した。
2020-01-21 14:54:26 きょうかこ
疲れた少女が傘を支えて寝ている見える、いつか起きるが分からない、何がを待っていますように
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